CDRメディアの考察

自分は、一年ほどCDRを使用してきました。それで、何回もメディアの相性問題などにぶつかってきました。それで、自分の経験で感じたこと等や、メディアの相性等を書かせていただきます。
それで、あくまでも自分の経験上のことなんで、「それはちがうぞ!ウチではマクセルはクソじゃない!」とか、思う方もいるでしょぅけど、そんなもん、と思ってください。(?

それと、書き込むドライブによっても、相性は変わってきます。そこで、今回は特定の条件で書き込みをしている、との前提でお願いします。当方の組み合わせは、1.CDR-2XFB(キャラベル、リコーOEM)+AHA-2940AU 2.CW-7502(パナソニック)+AHA-2940AU で焼いています。(現在は7502のみ)

メディアの特徴

太陽誘電
一応世界標準らしい。たしかに読めなかったドライブは無かったと記憶しているけど、ドライブにディスクを挿入した時の認識にちょっと時間がかかるような気がする。色素はシアニン系で「緑色」っポイ。値段もボチボチ、普通のメディア。(いや、悪い意味じゃないよ(汗))プレステとの相性は最悪。これはシアニン系のディスク全般に言えることでは有るのだが。音楽用として焼くのはおすすめはできない。(多少カーステレオなどでの認識が悪いのが多い)

マクセル
クソメディア作らせたら天下一品(笑)。一時期の太陽誘電OEMのは、痛くも痒くも無い普通のメディア・・・のハズなのだが、後期ロットでは、役ドライブによって、モワレがでて、認識が多少怪しい。(これは7502のレーザーが弱いのも原因と考えて良いんだけどそれでもひどかった。)「選んで勝手は行けないメディア」。安ければ勝手も悪くないとは思う。・・・が、これは、箱が「青色系」の、CDR-74S、の話。CDR74XLは絶対に買ってはいけない。たとえ一枚1円だろうがである。焼きこむ段階ですでに失敗する、と、知り合いのYAMAHA-CDR400ユーザー複数から報告があった。常に悪い評価のメーカー。

SONY
普通。たしか太陽誘電OEMじゃなかったかな?(手元にあるCDQ-74BNはおそらくそうだと思う)ってか色素の色がものすごく誘電しているんですけど。(汗 ツーことでPSとの相性は悪い。(笑)サターンとの相性はいたって普通。サターンのドライブって偉いよなあ… これも、安ければ買って良いんじゃない?って程度。台湾製メディアと並んでいて同じ値段ならこっちを買う。

Philips
太陽誘電OEM。安くで売られているので太陽誘電系としてはオススメできる。だが、台湾製に注意、ちゃんと「Made in Japan」って書いているか確かめよう。(台湾製はその場でポイ!(笑))

コダック
ここもクソメディアだと思う。一部のCDドライブでの認識がめちゃくちゃ怪しい。コダック?コバッカめ!(禁止)。フタロシアニン系、金色メディアってヤツ。よくツートップあたりで箱で安く売っているけど買っては行けないと思う。ここのを買うぐらいなら三菱のがマシだとおもう。…まあ、一度は通る道として挑戦するのもいいかもしれないが・・・。

三菱
当方イチオシのメディア。相性問題もほとんど無く認識も遅くない。そして安く各種ゲーム機との相性も良い。しかもオーディオとの相性も非常に良い。自分は文句が無いメディアだと思う。ちなみに色素はアゾ系。青い。(深青色)ちなみに実は、タフネスコートよりも日光に対する耐性は強い。(ここは下記参照
)ただ、後期ロット(レーベル面印刷可能」とかいてある。茶色っポイ>パッケージ)は、場合によってはモワレが出る。ボロいCDROMドライブだと、オーディオが音飛びするときがあるらしい。基本的には初期ロット(パッケージの裏の文字が緑色で印字されている。ちなみに後期は黒(灰色?))をおすすめする。

音響(ONKYO)
普通よりちょっと下のメディア?まあ普通の相性。オーディオとの相性が良いらしいのだが、望んで使いたくは無いメディア。多少の差額だったら三菱がTDKをおすすめしたい。シアニン系?の緑色をしいるが、保護面がうすい。(光にかざすとわかる。はっきりと・・・。)LEAD-DATAにOEM出荷してる??
TDK
古ヤツ(タフネスコートじゃないヤツ)では、多少の相性問題が有る。当時はシアニン系で、緑色に近いいろだった。最近話題のタフネスコートは、相性問題は非常に良い。各種ゲーム機でも良いらしい。(未確認)また、表面はブ厚く(さわった瞬間にあきらかに他のメディアとは違う)、まさにタフネスコート。多少のことでははがれおちる無残なことにはならない。(マクセルはひどい結果だった。)・・・が、記録面は、思ったより日光に弱いので要注意。なんとマクセルより弱い場合もあった。が、それを差し引いてもオーディオとの相性も良いし、比較的安価で売られている、等の点も考慮し、オススメできるメデイア、ではある。ちなみにタフネスコートの色素はアゾ系?の青色に近いものに変更されている。

3M
IMATION、3M。多分太陽誘電だと思う。手元には二種類あるのだが、古い方(パッケージ:緑)はシアニン系で緑色。多少相性に難が有る?(焼き環境だろう。普段は問題無い。)新しい方(パッケージ:白)は、新・太陽誘電であり、史上最強のメディア。相性良し、認識良し。さらにPS系でも読める。ちなみに色素はアゾ系?の青色。タフネスコートに近い気もするがタフネスより強い。

ぷりんこ
一時期話題になって人気爆発だった台湾製メディア。色素が非常に衝撃的な色をしている。(=対光剤がうすい)つまり、保存にはあまり向かないメディアだと言える。が、なんと相性問題はめちゃくちゃ良い。場合によっては、平気で太陽誘電より読む。また、各種ゲーム機との相性も非常に良い。保存以外の用途ではそれなりにオススメできると思う。あと、ぷりんこメディアには二種類あって、後期ロットの方がボロい、って人もいれば、逆だ、という人もいる。まあ、安定しないのはマイナスポイントだろうか。

LEAD-DATA
これも台湾製のメディア。正直あまりすきではないメディア。焼いた環境によっては、プレクスター製のドライブですら、読み込みに失敗する場合がある。(PX20)保護面が薄いのが特徴か。いつ出荷されたものかで全く中身が違う。どんどん改善されているみたいなので、良い評価をつけている人もかなりいる。店にあったらとりあえず一枚買ってみてその結果で大量購入?をおすすめ。本当に当たり外れがひどい。

RiTEK
ごめん、対光実験にしか使ってないけど、いい評判は聞かないメディア。「代表的台湾メディア」ってヤツですか。ちなみに対光実験の結果は滅茶苦茶無残でした。あ、PlextorのCDRの動作確認済みメディアだそうです(情報提供:兄い)

ARITA
サターンを一枚実験しただけ。サターンとの相性は極々普通。普通の台湾系メディア。

MrDATA
台湾のスター、MrDATA。(良い意味でも悪い意味でも)初期番は相性が出る場合もある。(YAMAHAで書き込み->PX32で読み込みにミスる場合がごくマレにある、など)。だが、このメディアの最大のうりは、75分書き込みができるのである。これは大きい。しかも安い。ちなみにシアニン系?か、緑色系。なんだか音響のとおなじなのかもしんない?音響買うぐらいだったらこちが良いと思う。(値段がほぼ同じだから。75分ってのは、場合によっては致命的になる。)

あきばお~(2号?)
秋葉原のお店、「あきばおー」のメディア。スイスの職人が、と書いてある。(笑)が、メディアは質が悪い。ドライブによっては書き込み時で失敗するらしい。相性は普通。

KINGTECH
激安メディア。OAシステムプラザでよくうっている。地方でも¥129円と、ふざけた価格で買えるので決行人気がある(汁)。なぜかケースの中にホコリがたまっている時が多い(笑)。相性は普通である。が、これまた保護層が薄い・・・。色はぷりんこに似ているような気がする。対光結果は無残極まりない。
メディアとドライブの相性 無記入は未実験
○・・・全く問題なし △・・・音飛びする、など ×・・・実用に問題がある
(初)(後)などは、「初期ロットで確認」などをさす:△(初)は、初期番のMrDATAはダメ、ってこと。

太陽誘電
(旧/新)
コダック 三菱 音響 TDK
(旧/タフネス)
ぷりんこ LEAD
DATA
MrDATA King
TECH
RiTEK
PLEXTOR
PX-32TSI
○/○ ○/○
PLEXTOR
PX-20TSI
○/○ ○/○ △(初) △(初)
パイオニア
DR-X12(SCSI)
○/? × ×/○
ミツミ IDEのX6
(型番不明)
○/○ × ×/?
ヒタチ IDEのX16
(I/ODATA製品)
○/○ ○/○
TEAC X2-SCSI
(中身はNEC.98X1用)
△/? △/×
SEGA SATURN ○/○ ○/○
PS SCPH1000 ×/○ × × ×/△
PS SCPH5500 ×/○

あ これ以外の組み合わせの報告,お待ちしています。

対光実験の結果についての考察
記録面を日光にあてるようにして、外に放置。(ご近所信頼度-10)。使用したメディアは、三菱、ARITA、マクセル(太陽誘電)、LEADDATA、TDKタフネス、PRNCO、RiTEK。結果としては、三菱がダントツの強度であった。現在でもいまだに変色していない。(一ヶ月近く経過..一ヶ月過ぎたかな?)。タフネスコートは実は案外モロいのがわかった。物理的なものにたいしてはまさにタフなだけに残念である。ARITAは比較的がんばったと思うが(台湾製として)、やはり変色していた。マクセルは、日本製のメディアとしては最悪の実験結果となった。プリンコ、RiTEKも評判どおり、すぐに変色した。また、プリンコ、LEADDATAは、完全に色素が抜けてしまった状態にまでなってしまったのも記載しておく。