OLYMPUS MOドライブ MOS331の不具合について(98/08/18 再記)

オリンパスの、MOドライブは、98DOSで使っている頃から、同じタイプの富士通の物と比べると、非常に高速で、自分達の憧れの的だった。スペック的には、ほぼ同じなのに実際に、ファイルを書きこみしたりした場合、終了までの時間が、倍近く違うときも有る。

これは、特に、オリンパスのドライブの、内蔵のキャッシュが非常に優秀だったため、と言われているし、オリンパスも自負している。だが、皮肉にも、この高速化したキャッシュが、不具合を起こすのも確認されています。

自分が確認したものだと、オリンパスのMOS331を採用しているMOドライブで起こる現象なのだが、使用して、ファイル等を書き込みをしていると、突然MO本体のアクセスランプが、一定周期で点滅を始めて、書きこみ失敗し、その状態になると、一度電源を切りシステムを再ブートさせるまで、MOがロックされてしまう、というものだ。
これは、キャッシュが1Mのではなく、256Kの同タイプのMOでもこの症状が起こる。
この現象が起こると、基本的に書き込みしていたファイルの内容は信用が出来ないし、すでにMOの中にあるデータの類も怪しくなる。これでは、バックアップメデイアとして全く価値が無くなってしまう。

それで、この現象なのだが、MOドライブを使用しはじめて、半年-1年程度で起こるケースが非常に多い。ファームウェアのバグなのだから、使い始めたときからそのバグは、おこるのではないか?とも思う。個人的な事だが、ドライブを使い始めて、ある程度たてば、多少は内部にホコリがたまるので、それがレンズに付着し、書きこみ時にエラーが起こる。そこで、書きこみのリトライをした時に、リトライ前のデータが、キャツシュから破棄されずに残って、それがキャッシュに対して悪影響を出して、結果的に書きこみが失敗するんじゃないのか、と思う。(多分的外れなことを行っていると思う(苦笑))
ちなみにこの現象は、ファームウェアのバージョンが1.10等の古いので多発するようだ。

それで、対処方法なのだが、ユーザー側が出来ること、それは「修理もしくは交換依頼」を、販売店に出すことである。だからバルク品を買われた方は、大抵の場合、泣き寝入りする羽目になっているようだ。オリンパスも「バルク品に関しては一切サポートしない」と表明している。とりあえず、予防策としては、気休めだが、レンズクリーナーも自分の周りでは有効だった。(全く同じ2つのMOを偶然近い時期に買った知り合いがいたが、レンズクリーナーをちゃんと定期的に使っている友人の331は1年以上たった未だに元気に動作している。)だが、一番イイのは、自分がMOを使わない時期に、修理に出すことだと思う。とりあず、故障した事にして、販売店にもっていけば問題無いと思う。(もちろんレイの症状が出た後だが)

どちらにしろ、この一件があってから自分はMOをほとんど使わなくなった。必要なデータや、ダウンロードしたもの、バックアップ、全部CDで保存している。しかし、このような、致命的なバグをもっている製品は、リコール対象だと、書かれていたが、自分も全くそう思う。・・・MOドライブだって消耗品だと再認識した。
補足・・・
ファームウェアのバージョンが、1.80の場合、AMDのチップをつんだSCSIカードと相性が悪いと聞きます。が、実際にはどうなんでしょうか。知り合いのLMO230H(Logitec)+ DC-390では全く問題無く動作しているのに・・・。

参考資料
オリンパス製MOドライブMOS331の故障について
http://www.zob.ne.jp/~kanai/note/mos331.html

補足1(8/18)
上記のページをリンクるために除いたら、なんか更新されてました。とりあえず、MOS331、またはオリンパスのドライブをお持ちで挙動不審な動作をするようになった、と思っている人は、一度いかれてみては如何でしょうか。