・ドンキの50インチ4Kテレビ、買ってきた。

4K対応 50V型液晶テレビ – ドン・キホーテ

ドン・キホーテ、54,800円の4K 50型液晶テレビ。「市場最安値に挑戦」 – AV Watch

ドン・キホーテが4K 50型液晶テレビ5万円台で発売 東芝メインボードを使用し「ジェネリックREGZA」の二つ名を得る – ねとらぼ

ドン・キホーテが発売した50インチ4K液晶テレビ 59,184(税込)がジェネリックREGZAな件について – Togetterまとめ

ドンキホーテの50インチ4Kテレビ。地元のドンキで実家展示されてないかな?と思って発売日前日の夕方に様子を見に行ったら、実機の展示はないものの既に倉庫には入庫してあるとの事。何時から発売するんですか?と聞いたら「あぁ今でも大丈夫ですよ」と言われてしまいほんじゃま買います!と即答してお買上げ。家電のフラゲってあんまり記憶にないな…。

ちなみにお値段は54,800円+5年長期保証5,000円+税で64,584円。そして一秒でも早く欲しい!一秒でも早く検証したい!という事もあり、重量も11キロちょいだったから頑張ればなんとかなるか!?と思って手運びでのお持ち帰りを選択。

5分後タクシーにのってる僕の姿が。

そんなわけで改めて。ドンキのテレビ買ってきました。

箱の実寸サイズは縦79.5×横125×幅17で重量は11キロ+α程度、実際にタクシー(コンフォート?)の後部座席にもギリギリ積み込みできたし、配送じゃなくてそのまま持って帰る選択肢もありだと思います。

箱記載の仕様一覧。

液晶パネル
画素数…………3840×2160
輝度……………300cd/m2 +-10%
コントラスト…4000:1
対応速度………9.5ms
視野角…………約178/178(左右/上下)

スピーカー
8Wx2

付属品はテレビ本体・スタンド・スタンド取り付けようのネジ4本・リモコン・リモコン用の電池・miniB-CASカード・説明書・保証書でした。

リモコンはなんかこう…コストダウンのオーラをビシバシ感じます。なお念のため試してみましたが、REGZAのリモコンと互換性はありませんでした。

接続端子は背面の下部と側面部に固めてありました、下部にあるのは有線LAN・USB・HDMI1・HDMI2・光デジタル出力・AV入力(RCA) 側面部にはHDMI3(4K入力)・イヤホン・miniBCAS・地デジ入力・BSCS入力だけです。

 

ここでドンキの50インチ4Kテレビと、これまで使ってた東芝REGZA 42Z1000の比較。ベゼルの幅に時代を感じます…。

本体というかベゼル質感は個人的には好印象でした。また派手なロゴとかもないので、比較的どんな部屋にもマッチするデザインではないかと思います。

本体下部にはリモコン受光部兼電源LED。以上に眩しいわけではないけれど、気にする人は気にするかもしれない程度の光量でした。

スタンドは先端のみが接地する固定式のもので、角度調整機能などは勿論ありません。

設置部分だけで見たら横幅930*奥行き280、余裕をもって1100*350程度のTVラックでギリギリ設置可能だと思われます。ちなみに40インチ以上の大画面テレビなら比較的背が低いTVラックの方が使いやすい、見上げることにストレスを感じたらラックの買い替えも検討した方が良さそうです。

仕様書にも記載してありますがVESAマウントは200mm。重量も11キロなので、アームでの設置もギリギリ選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

起動して最初に出てくるのはSIGMA DESIGNのロゴ。ちなみにこのSIGMAロゴは電源投入時に毎回表示され、表示時間も長いので少し邪魔かも。

その後なんかものすごく見覚えがある「はじめて設定」の画面が出てきました。

チャンネルスキャンの画面もものすごく見覚えがある…。

まあ操作感はまんまREGZAですわ。番組表やメニュー操作のレスポンスは極めて良好。

HDMI連動もちろん有り。HDMI1にFireTVStick(電源はパチ芝のHDD接続用USBより)を接続、テレビのリモコンでFireTVStickを操作できるのは本当に有り難い…。テレビの電源落とした状態でHDMI2にRaspberryPiを接続&Pi起動したらテレビも起動。

USB HDDを繋げたらもちろん録画も大丈夫。ちょい撮りパッと見という用途であれば、わざわざレコーダーを通さなくてもテレビ単体で録画できるのは有り難いです。

連ドラ予約もちゃんと生きてます。

ちなみに録画・予約/再生に関する仕様ですが、公式サイトには商品仕様が載ってないので付属のマニュアルから仕様部分を引用します。

・最大64番組の録画予約が可能です。

・1つのハードディスク(HDD)には約1000件の録画が可能です。

・最大1番組録画時間は23時間59分です。

・録画時間の目安は、 500GB のHDD で地デジ約50 時間です。(番組のデータ量によって録画可能時間は変 わります。)

・本製品で使用できるHDDの容量は3TBまでです。データ転送方式がUSB2.0以上のものをこ使用ください。

・同じ時間帯には1番組しか録画できません。

・著作権保護のため本機で録画した番組は移動(ムーブ)や複製(コピ一)をすることはできません。

・本機で録画した番組は、本機でのみ視聴する事ができます。同機種であっても視聴できません。

・本機の故障などの理由により修理や交換をした場合には、すでに録画していた番組が視聴できなくなり ます。あらかじめこ了承ください。

(28P)

 

・本機で使用したハードディスクは、本機でのみ再生録画ができます。

・本機で使用したハードディスクを本機以外と接続しても、録画した番組を視聴できません。また、同製品へ録画済みハードディスクを接続しても再生はできません。本機以外へハードディスクを接続すると初期化されて、保存したデータが消去される恐れがあります。

・バスパワードタイプのポータブルハードディスク (USB 端子だけ付いているもの)は使用できません。

※たび注:アイオーデータのポータブルHDDは使用できましたが、思わぬタイミングで給電がカットされ破損する可能性がありそうです。

・USBハブを使用すれば、複数の USBハードディスクを接続することができます。本機に登録できる最大USBハードディスク数は 8台です。ただし同時に接続できるのは 4台までです。

(29P)

 

・USBハードディスクの最大予約件数は64件です。最大総番組数は1000件です。

・本機に接続したUSBハードディスクは、容量に関わらず、残容量が1GB未満もしくは1%未満になった場合は録画できません。

(30P)

 

・動作確認済み外付けUSBハードディスクは下記表の通りです。各ホームページの情報もご確認ください。

アイ・オー・データ製

HDCL-UTBシリーズ

AVHD-AUTシリーズ

HDPC-UTCシリーズ

AVHD-PUシリーズ

HDUS-UTシリーズ

RHDM-Uシリーズ

HDCA-Uシリーズ

AVHD-URシリーズ

バッファロー社製

HD-LCU3-Cシリーズ

HD-LLU3シリーズ

HD-LCU3シリーズ

HD-PCTU2(J)シリーズ

HD-ALU2(J)シリーズ

HD-LBVU3シリーズ

HD-WLU3/R1シリーズ

HD-AMU3/Vシリーズ

HD-AMCU3/Vシリーズ

HDX-LSU2/Vシリーズ

※たび注:普通のUSBハードディスクであればほぼ問題なく動作するとは思いますが、不安な人は動作確認済みリストのハードディスクを買っておくと良いと思います。そんなに高くないし。

(31P)

ここらへんの仕様は、サイトの隅っこにでも掲載しておいていただけると有難かったですね…。

必要最低限のタイマー機能もあり。

遅延チェック。テレビのHDMI3(4K入力用ポート)にHDMIケーブルでMacBookPro(2012)を接続、ミラーリング表示させてみたものがこれ。

次に、画質設定を標準からゲームモードに切り替えた場合。明らかに遅延が軽減されます。

体感としても2フレームくらい?で正直予想以上に速い。

偽4Kと言われるRGBWではなくちゃんとしたRGBの模様。

次に4Kでの映像入力を試します。手元にある機械の中で、唯一SurfacePro4が4K出力できそうなのでケーブル買いました。1350円。

Amazon | Fosmon HD8087 Mini DisplayPort (Mini DP/mDP/Thunderbolt Port) to → HDMI 変換ケーブル アダプタ 1.8m オス・オス [4K解像度をサポート | 1080p, UHD 3D 対応| 金メッキコネクタ搭載] / サンダーボルト ミニ ディスプレイポート / 対応機種:Apple MacBook, MacBook Pro, MacBook Air, iMac, Mac mini, Mac Pro; Microsoft Surface Pro/Pro 2/Pro 3 (Windows RTのSurfaceじゃない) | HDMIケーブル オンライン通販

結論から言えば、SurfacePro4から4K映像を出力する事はできたのですが…

標準状態だとリフレッシュレートで60Hzが選べず。

SurfacePro4標準(&WindowsUpdate)のドライバではなくIntelから最新ドライバを落としてきて試しましたが状況は変わらず。購入したケーブルのレビューには「SurfacePro4で60Hz出力できた」という記載が複数あるし、同じドンキテレビを買った友人も4K@60Hz出力出来ているので、ここらへんに関しては後日改めて確認、今回は3840×2160@30Hz環境でPC接続チェックを続けます。

50インチの大画面で3840×2160という空間はただただ広大という印象、フルHD液晶4枚分は圧巻。

50インチ4KテレビをPCモニタとして使うのであれば?というのを想定して設置してみました。起動しているソフトはFireAlpaca、画面中央のキャンバスは小さいように見えますが1600×1200の100%表示です。

画面から50cmの距離(撮影:iPhone6s Plus

画面から10cmの距離(撮影:iPhone6s Plus

よく言われる「文字が滲む」という事ですが3840×2160@30Hz環境ではこの程度でした、逆に言えば60Hzではだいぶキツい滲み方をするようです。

それに関しては友人のomurin氏が検証しているのですが

とのことです。うーん…。

2017.06.26追記

2chのドグザスレでは「カラープロファイルを弄ってRGBにすると4K60Hzでも文字が滲まなくなった」「EDIDを直接編集して4K@60P YCbCr444とRGB444とYcbCr422で出力成功」という情報も出ているようです。

その後、EDID編集後

※omrin氏より

2017.07.06追記)

 

2017.08.22追記

以前購入したDP→HDMIケーブル、Amazonの商品情報ページには4K@60p対応と記載されていたのですが、メーカーに問い合わせしてみたところ「ゴメンね、記載ミスで4k@30pまでしか対応してないヤツだわそれ!返金するよ!」(意訳)という返事が返ってきました。というわけで…

Amazon.co.jp: Plugable Mini DisplayPort 1.2 – HDMI 2.0 アクティブ変換アダプタ(最大4K UHD 3840×2160@60Hzまでサポート): 家電・カメラ

Amazon | Zeskit Cinema シリーズ高速 HDMIケーブル, 3m – HDMI 2.0, 4K | Zeskit | HDMIケーブル 通販

正式に4k@60p対応している変換アダプタ&HDMIケーブルを買い直しました。ちなみにHDMIケーブルはAmazonベーシック ハイスピードHDMIケーブルあたりでも大丈夫だと思う、というか大丈夫だった。

ケーブルを変えたらSurfacePro4からあっさりと4k@60pで接続できました。あれだけ詰まってたのはなんだったのか…。

ちゃんとした4K環境を手に入れたので、4Kカメラで撮ったキャラショーの映像やYouTubeにアップされてる4K映像などを見ていたのですが…4K舐めてたわ、価値観変わるレベルですんげえ綺麗。4Kカメラが欲しくてたまらない…。

ちなみにEDID編集前でこんな感じ。

そういえばMacBookAIR2012、というか2011世代でもDPから4K出力できるのね、Sandy/IVY世代では無理だと思ってたのでびっくらこいた。

格安大画面テレビとしては、倍速駆動やHDRが無い事を妥協できれば実用充分な画質と東芝ボードらしいレスポンスの速い操作感、HDMIリンクもちゃんと動くので他機器との連携も快適な、価格の割には満足度の高いテレビではあると思います。

その反面大画面PC用モニタとして見るのてあれば、4K解像度での入力端子がHDMI*1しかない事、リフレッシュレートを60Hzで入れるとYCbCrが4:2:0になり文字などが厳し目の状態になるなど妥協しなくてはいけない部分が非常に多く、じっくり情報収集、できれば実機でチェックした上で購入検討するのが良いのではないかと思いました。

ちなみに

AmazonのfireTVStickを接続しておくと、電源は本体のHDD接続ポートから取れる・操作はテレビのリモコンだけで操作できる・プライム会員ならPCいらずでプライムビデオ見放題・アプリを入れると同じネットワークにあるWindowsPCから動画ファイルを右クリックで直接再生できる・iPhoneからもミラーリングできるようになる…とかなり楽しい運用が可能になります。

参考:

[PC]Amazon Fire TV stickファーストインプレッション ≪ 変人窟過去ログ倉庫(HJKLOG)

[PC]買っとけこのアプリ:AirReceiver ≪ 変人窟過去ログ倉庫(HJKLOG)

Fire TV Stick

Amazon Fire TV – テレビをもっと楽しく。4K対応モデル

Windows上で動画を右クリック→fireTVに直接流して再生

iPhoneの画面をミラーリングさせて大画面でエウリュアレチャレンジなど。

AmazonのfireTVstick、1つ持ってるとだいぶ遊べますヨ。

※Stickじゃない方は4K対応

 

おまけ

文字の滲みとかを探していたら、画面の比較的中央付近にドット抜け(?)を見つけてしまった…九州男児は細かいことは気にしないッ!

【7月初旬予定】情熱価格+PLUS 50V型ULTRAHD TV 4K 液晶テレビ | 商品詳細ページ | ドン・キホーテ公式サイト

ちなみにテレビの通販ページも見つけました。とはいえ予約とかは受け付けてはない模様。

Amazon | Raspberry Pi3 Model B ボード&ケースセット 3ple Decker対応 (Element14版, Clear)-Physical Computing Lab | マザーボード | パソコン・周辺機器 通販

Amazon | Raspberry Pi用電源セット(5V 3.0A)-Pi3フル負荷検証済 | 電源ユニット | パソコン・周辺機器 通販

Amazon | SanDisk Ultra 128GB Ultra Micro SDXC UHS-I/Class 10 Card with Adapter (SDSQUNC-128G-GN6MA) [Newest Version] [並行輸入品] | パソコン・周辺機器 | パソコン・周辺機器 通販

ドンキテレビのHDMI1に接続中。適当なOSいれてKODI突っ込めば相性最高のメディアプレイヤーの完成です。何が良いってHDMIリンクのおかげでテレビのリモコンでKODIが操作できるんですよ…これでAirPlayミラーリングがちゃんと動けば最高だったのに。

RaspberryPi + Kodiに関しては適当にググって。ググって出てきた情報を読んでもよくわからない人は手を出さないのが吉。

 

 

2017.06.26追記

ある日、明石さんはテレビを見ながら思いました。

「やりましょう」

分解に必要なものはプラスドライバー1本だけで大丈夫です。裏面の指定されてる(⇛と記載されてる)部分のネジを外して、ツメを外すようにすれば簡単に分解できます。

分解するメリットなんらありません。

分解時には、リモコン受光部ケーブルと電源ケーブルを引きちぎらないように気をつけてください。

シンプルな中身です。

電源ボードにはWWW.RSPOWER.CCという刻印と、RS155D-1T03というシールがはってありました。

基盤部分。とはいえみんなが一番気になってるのは…

パネル情報ですよね。パネルに貼られたシールからは、V500DJ2-QS5という型番が読み取れました。型番で検索すると以下のページがヒットします。

V500DJ2-QS5 Datasheet download – Panelook.com

Panel Brand INNOLUX

Panel Model V500DJ2-QS5

Diagonal Size 50inch

Panel Type a-Si TFT-LCD , CELL

Pixel Format 3840(RGB)×2160 [UHD]

Configuration RGB Vertical Stripe

Contrast Ratio 4000:1 (Typ.) (Transmissive)

Optical Mode Super MVA, Normally Black, Transmissive

外箱に記載されている液晶パネル仕様のコントラスト4000:1や、対応速度9.5msといった部分が一致するので、恐らくこの情報で正しいのではないかと思います。

ところで明石さんかわいいよね。