鬼増し×鬼増し=鬼退治!大黒部ダムカレーを堪能してきた。

黒部の惨劇から5日後。私の姿は黒部に向かった拠点・信濃大町駅前に居ました。

…そんなわけで黒部行きの週末の夜。長野の友人&GWで長野に遊びに来てる友人で晩御飯をご一緒したのであります。

お邪魔したのは信濃大町駅前にある豚のさんぽさん。豚肉料理専門店として以前より魅惑の味を提供し続けている地元の名店ですが、こちらは「黒部ダムカレー」を味わう事が出来るお店でもあるのです。今回はこちらで自慢の逸品・黒部ダムカレーを食べに…いや鬼退治に来ました。

豚のさんぽの限定メニュー・大黒部ダムカレー鬼増し増しは「うまい」「すごい」「絶景」という評判だったのでずっと食べたくて、今回は友人たちとゆっくり会えるという事もあり事前予約して伺ったのです。あと週頭に悔しい思いしたしな!(まだ引きずってる

豚さんグループという事もあり、店内は大変オシャレで落ち着いた、それでいて肩の凝らない雰囲気。

しかしよーく見るとついんず汁が置いてあることに気づかなくてはいけない。

メニュー最下部にある「大黒部ダムカレー」の大盛りである「鬼増し増し」バージョンを予約しており、この人数であれば楽勝だろう、むしろ足りなければ各個人でダムカレーを別途頼んでもいいんじゃないのかなHAHAHAとか思っていたのですが…メニューを見ながら突然「大町二郎!*鬼増しで!」という突発追加注文する馬鹿が1名。一気に状況は混沌へ。

*二郎インスパイアのラーメン。

その後、江戸からの密輸品であるミサカストラップの受け渡し会議があったり

レンズ談義などでのんびりとした時間を過ごしていたのですが

突如店内がさわざわし出す。

「お待たせしましたっ、大黒部ダムカレー・鬼増しです」

ドーン。

「さらにお待たせしましたっ、大町二郎・鬼増しです!」

ドドーン。

なんか

すごいの

ふたつきた・・・

それまで「この後は個別にラーメンとかカレーとかオーダーしましょうよー」とかって会話がぴったり消滅。まあ一名の女性闘士(フードファイター)が「チャーシュー丼!」と追加していたのは聞かなかったことにして一瞬の沈黙が我々を包みます。

そして一斉に始まる撮影会。

店内におられた他のお客さんも次々に我々のテーブルにやってくる。

「私たちも写真とらせてくださーい!」

いいよいいよどんどん撮って!

店内におられた店の店員さんも次々に我々のテーブルにやってくる。

「私たちも写真とらせてくださーい!」

おいちょっとまて店員。

会計時にわかったのですが、「鬼増し×鬼増し」が同時に出たのははじめてだということ。そらみんな興奮するわ。

しかしまあなんだ、すごいですなほんとコレ。。。

ちらっと映ってるミサカ妹をサイズ参考にして頂ければと思いますが、正直写真より現物の方が「はるかに」凶悪な印象を受けます。それでいてものすごく食欲を刺激するスパイシーな香りを放っているんだわ。もうたまらん。

盛り上がる我々、写真を撮りに来る他のお客さん、興奮状態の店員さん。すっかり賑やかになった店内で…誰かの声がぽそりと聞こえました。

「お腹すいたんで食べましょうよ」

・・・。

・・・。

ですよねー。

崩せー!崩せー!崩せー!

堰を切れ!! 戦争の濁流の堰を切れ!!

少佐殿!!モヤシマウンテンは?

爆破しろ!!

当然だ

空腹極まる

欠片も残すな

余計な事を言ったら大量のモヤシを押し付けられ頂戴したでござる・・・。

さらにカレーにも異変。カレーの追加ルーを突然ドリンクのように飲み干す戦士が居て、戦闘開始前に追加ルーが全滅する大事件も発生。

もうめちゃくちゃだなこのひとたち!!!!!

そんな凄惨な状態の中必死にカレーを確保。さっそくいただきまーす!(いただきまーす!)

・・・ ・・・ ・・・

・・・ ・・・

・・・

ンマーイ!

ピカード艦長の演技なみのうまさだ!!

このカレーがまた美味かったのよ!雪山補正とか空腹補正とかなんも無し、ほんと美味かった。

あっさりとした中辛でもコクのある、口の中にいれた瞬間幸せを感じるルー。そしてたっぷり味がしみ込んだ、何もせずともポロポロと崩れていく柔らかい肉。その肉から流れ出したトロトロと脂身がルーとまざり、しっかりと炊き上がった米とからませ…食う。贅沢じゃございません。

ルーがうまい。肉うまい。米がうまい。どうなってんだよこの国は!(バンバン

あと

モヤーシー!!!

…もしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃもしゃ…

長い戦闘になると思った。

永い戦争を覚悟もしていた。

瞬殺。

19時48分、取り崩しから15分後。

─大黒部ダム、完全決壊。

堪能ッ!

…の予定が「足りないっす!」という声でスイーツまつりが急遽開催。そしたらスイーツも美味くて「おかわり!」「スイーツも大盛りにできますかっ!」という滅茶苦茶な状況。いいんだいいんだ、これが俺たちの祭なんだ。

そしてあらためて、おごちそうさまでした!!!

こんだけ食ってこの価格。どんだけ良心的なんだよ豚のさんぽ!

大変おいしゅうございました!またきます!!!

<<信濃大町駅徒歩1分 大盛り専門店・豚のさんぽ大町駅前店>>

営業時間:11:30-14:00 / 18:00-25:00
Tel/Fax:0261-85-0129

大黒部ダムカレーは1日2食(昼営業1、夜営業1)限定なので予約されるのをオススメします。

さて。

その後大町のガストに押し寄せて二次会というかお茶会。

お茶会というか飲み直しというか食い直し。

普段お会いできない人たちで、カメラの話や趣味の話や不穏な話で大変に盛り上がりましたとさ。

またみんなで黒部ダムカレーを食べれますように。

窟おまけ:南霧さん観察日記

みんなでお茶してる最中、テーブルの反対側にいる南霧さんの手まぜ(長崎弁:なんかモソモソと触ってる事)が気になったので観察してました。

なんで南霧さんはずっと妹いじめてるの…。

─革命の時よ、来たれ。