・SSD化したVAIO P(VGN-P70H/R)その後

しばらく煮詰まってました。

SSD化した後、WindowsXPでのSSDベンチマークを掲載したと思います。何故現実的な選択肢である7ではなく、XPでの動作検証だったのか?実のところ言えば、当初Windows7の導入に詰まりました。途中で止まるの。Trimまわりがどうこう、という話もあったのですが、詳細の検証をする前にXPのディスクから起動→セットアップ中にキャンセル→7のディスクから起動で環境構築、その後は” fsutil behavior set DisableDeleteNotify 1  ”でTrimを無効にした状態で普通に動作しています。せっかくSSD化しても、ここで煮詰まる可能性が否定できません。

なお、個人的意見ですが、VAIO Pなどのこの世代のAtom機にSSD + Windows7を導入するアップグレードは、やはりオススメはできません。流石のSSD、インストールする事で実用から常用レベルにはなりますが、それでも現代的なパフォーマンスとは思えない。Windows Updateで10時間とか待たされると流石に辛い…。

あと、VAIO Pはバッテリが電源を切っていたとしても異常消費する”おもらし”と言われる現象があります。自分も過去にVAIO Pを持っていた時、この 持病が発生して一晩放置しただけでバッテリがすっからかんになっている事がありました。 このクリティカルな持病ですが、BIOSをHackして隠し項目を出して、スタンバイ時の挙動設定をいじる事で、お漏らしが劇的に改善されるという話があります。

n-labo Technologies: 2010年7月
→ VAIO Type P の BIOS を改造して隠し項目を出してみる – digital10ve –
お漏らし対策から出た・・・VAIO P BIOS 改造 パッチ・・・: n-labo Technologies
電源OFFでのバッテリー消費を抑えられる?:VAIO Type P hack:So-netブログ

おもらしPちゃん: 適応障害の日々

ちなみにBIOS設定画面(改造済み)の「RTC on S4 Wakeup」をDisabielにするだけで、消耗はぐっと減ると思います。これ使ってワンセグの為の自動パワーオンしているはずですから。

あと「ワンセグなんてつかわねー」って人はMini PCI Express自体をDisableにするのも良いかもしれません(笑)

VAIO Type P hack:So-netブログ

ちなみに変更点は以下のとおり.
OSで電源オプションの詳細設定,スリープ→スリープ解除タイマーの許可を無効に
BIOSで
FACP – RTC S4 Wakeup: Disabled
PCI Clock Run: Enabled
Quickly S4 Resume: Disabled

PCI Express Root Port 1をDisabledにする大技も人によってはありかも.

…という事で、RTC on S4 Wakeupなどの設定を切って検証してみました。8時間経過してもバッテリの消費は63%→53%と、過去の記憶と比較すると劇的に改善したように思いますそれでも10%は減ってるし、最新世代の「スタンバイも30日間は持つ」をウリにした最新ノートと比較すると厳しいは厳しいですね。ちなみに次の世代のVAIO Pでは改善されてるはず。

関連:
SONY VAIO type P その12・液晶パネル部分解: わなざう
LOOX U/C30 へ mSATA SSD PX-128M5M を組み込む – ミニッツの雑記帳